仁王丸村(読み)におうまるむら

日本歴史地名大系 「仁王丸村」の解説

仁王丸村
におうまるむら

[現在地名]北野町仁王丸

筑後川中流右岸、塚島つかじま村の北東に位置し、東は稲数いなかず村。仁王丸遺跡で弥生時代の住居・祭祀土壙が確認された。地内のつぼなどは条里制の遺称地名と思われる。応永二年(一三九五)閏七月二五日の天満宮領筑後国所領注文(太宰府天満宮文書/大宰府・太宰府天満宮史料一二)に筑後国の不輸領として「二王丸名」がみえる。永正六年(一五〇九)大友義長により「仁王丸」一九町などが草野興秀に宛行われている(同年正月二四日「草野興秀知行目録案」草野文書/久留米市史7 資料編古代・中世)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android