仁王経曼荼羅(読み)にんのうきょうまんだら

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「仁王経曼荼羅」の意味・わかりやすい解説

仁王経曼荼羅
にんのうきょうまんだら

仁王般若経』に基づいて鎮護国家を祈る密教の修法の際,本尊として用いる曼荼羅。教王護国寺講堂に並ぶ五仏,五菩薩,五大明王に四天王と梵釈二天を加えた 21尊像から成る『仁王経曼荼羅』は空海の創意によるものであるが,一般に用いるのは,内院中央に主尊の不動明王,第二院四方に四大明王を配し,外院に四摂,四供養菩薩,四天王,帝釈天,さらに災害と関係の深い火,水,風の三天を加えた三重方式の曼荼羅で,醍醐寺などに平安時代後期の遺例がある。

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