コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

帝釈天 たいしゃくてん Śakra Devānam indra

7件 の用語解説(帝釈天の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

帝釈天
たいしゃくてん
Śakra Devānam indra

釈迦提桓因陀羅と音写する。ヒンドゥー教の神インドラが仏教に取入れられたもので仏教の守護神十二天の一つで梵天と対にして造像される。東大寺唐招提寺などに彫像がある。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

たいしゃく‐てん【帝釈天】

《〈梵〉Śakra-devānam-Indraの訳》梵天(ぼんてん)と並び称される仏法守護の主神。十二天の一つで、東方を守る。忉利天(とうりてん)の主で、須弥山(しゅみせん)上の喜見城に住むとされる。ヒンズー教インドラ神が仏教に取り入れられたものという。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

帝釈天【たいしゃくてん】

仏教を守護する善神の一つ。釈提桓因(しゃくだいかんいん)とも。もとはヒンドゥー教の神で,雷神・武神であった。仏教に入って釈迦の成道をたすけ,仏法の守護にあたる神となった。
→関連項目阿修羅ガンダルバ天部

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

帝釈天 たいしゃくてん

仏教の守護神。
もとはインド神話インドラ。仏教では梵天(ぼんてん)と対になって釈迦に随侍し,須弥壇(しゅみだん)に安置される。密教では十二天のひとつとされる。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版の解説

たいしゃくてん【帝釈天】

古代インド神話における代表的な神であるインドラが仏教にとり入れられたもの。サンスクリットでŚakra‐Devānam Indraといい,釈迦提婆因陀羅釈迦提婆釈迦因陀羅,釈提桓因などと表し,諸天中の天帝という意味で天帝釈,天主帝釈,天帝などという。釈迦が釈迦族の王子ゴータマ・シッダールタとして生まれる以前の数多くの一生においても,たびたびその修行を守り,釈迦が仏陀となって後は説法の場に登場するなど釈迦との関係が深く,梵天とともに仏法守護の善神とされている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

たいしゃくてん【帝釈天】

Śakro devānām indrah〕 梵天とともに仏法の守護神。十二天の一で東方を守る。須弥山しゆみせん頂の忉利天とうりてんの主で喜見城に住む。ベーダ神話のインドラ神が仏教に取り入れられたもの。天帝釈。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

帝釈天
たいしゃくてん

梵天(ぼんてん)と並び称される仏法の守護神の一つ。もとはバラモン教の神で、インド最古の聖典『リグ・ベーダ』のなかでは、雷霆神(らいていしん)であり武神である。ベーダ神話に著名なインドラIndraが原名で、阿修羅(あしゅら)との戦いに勇名を馳(は)せる。仏教においては須弥山(しゅみせん)の頂上にある利天(とうりてん)の善見城(ぜんけんじょう)に住して、四天王を統率し、人間界をも監視する。初期の仏典にその名がみられ、ことに『大乗涅槃経(だいじょうねはんぎょう)』「聖行品(しょうぎょうぼん)」にある雪山童子(せっさんどうじ)の説話は有名で、帝釈天が羅刹(らせつ)(鬼)に身を変じて童子の修行を試し励ます役割を演じている。密教では護世八方天(ごせはっぽうてん)および十二天の一として東方を守る。彫刻では京都東寺(教王護国寺)講堂の白象に乗る半跏像(はんかぞう)、奈良唐招提寺(とうしょうだいじ)金堂の立像が著名。なお、東京都葛飾(かつしか)区の柴又(しばまた)帝釈天は、庶民信仰の寺として有名である。[望月良晃]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の帝釈天の言及

【インド神話】より


【《リグ・ベーダ》の神話】
 前1500年から前900年ごろに作られた,最古のベーダ文献である《リグ・ベーダ本集》には,一貫した筋の神話は見いだされないが,事実上の作者である聖仙(リシ,カビ)たちは,当時のインド・アーリヤ人が持っていたなんらかの神話を前提として詩作したと思われる。特に,《リグ・ベーダ》において最高神的地位にあるインドラ(帝釈天)を中心とする神話の存在がうかがわれ,実に全賛歌の約4分の1が彼に捧げられている。インドラは元来,雷霆(らいてい)神の性格が顕著で,ギリシアのゼウスや北欧のトールに比較されるが,《リグ・ベーダ》においては,暴風神マルトMarut神群を従えてアーリヤ人の敵を征服する,理想的なアーリヤ戦士として描かれている。…

【インドラ】より

…彼は名目上は依然として神々の王とみなされるが,相対的に弱い神となり,世界守護神(ローカパーラ)の一つとして東方を守護するとみなされるようになった。仏教にも取り入れられ,仏法の守護神とされ,帝釈天と漢訳された。インド神話【上村 勝彦】。…

【十二天】より

…12の天部は四方(東西南北)と四維(南東,南西,北西,北東)の8方と上方,下方の10方位に配置される十尊と日天(につてん),月天(がつてん)である。すなわち,帝釈天(たいしやくてん)(東),火天(かてん)(南東),閻魔天(えんまてん)(南),羅刹天(らせつてん)(南西),水天(すいてん)(西,バルナ),風天(ふうてん)(北西),毘沙門天(びしやもんてん)(北),伊舎那天(いしやなてん)(北東),梵天(ぼんてん)(上),地天(ちてん)(下),日天,月天となる。十二天像は画像で表現される。…

※「帝釈天」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

帝釈天の関連キーワードインド神話サラスバティーバルナラクシュミー羅刹レンウィック古代インドネシア美術バスデーバ(インド神話)マヌ(インド神話)大また走法

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

帝釈天の関連情報