デジタル大辞泉
「仁王般若経」の意味・読み・例文・類語
にんのう‐はんにゃきょう〔ニンワウハンニヤキヤウ〕【仁王般若経】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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にんのう‐はんにゃきょうニンワウハンニャキャウ【仁王般若経】
- 大乗仏教の経典。二巻。姚秦の鳩摩羅什訳および唐の不空訳の二種があり、くわしくは前者を仁王般若波羅蜜経、後者を仁王護国般若波羅蜜多経という。この経を受持することによって、災害をはらい、福をもたらすと信ぜられ、法華経・金光明経とともに護国三部経として尊ばれた。仁王経。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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仁王般若経
にんのうはんにゃきょう
仏教経典。十六大国は,鎮護国家のためには般若波羅蜜多を受持すべきであると説かれている。また,この経を受持し講説すれば,災難を滅して幸福を得ると説かれているため,『法華経』『金光明経』とともに「護国三部経」として仁王会で用いられた。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の仁王般若経の言及
【鎮護国家】より
…鎮国ともいう。多くの仏典のなかにあって護国思想の顕著な《仁王般若(にんのうはんにや)経》《金光明(こんこうみよう)最勝王経》《法華経》の護国三部経のほかに,《大般若経》などが用いられた。もともと出世間の教えを説く仏教が,中国に伝来し教団勢力が形成されると,国家権力によって保護され統制され,利用されるようになる。…
※「仁王般若経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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