今は限り(読み)イマハカギリ

デジタル大辞泉 「今は限り」の意味・読み・例文・類語

いまかぎ

物事最後。もうこれまで。
「散らねどもかねてぞ惜しきもみぢ葉は―の色と見つれば」〈古今・秋下〉
人の死に際臨終
「―になり給ひにし御病の末つ方」〈橋姫

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精選版 日本国語大辞典 「今は限り」の意味・読み・例文・類語

いま【今】 は 限(かぎ)

  1. ものごとの最後。もうこれまで。今を限り。
    1. [初出の実例]「住みわびぬ今はかぎりと山里に身をかくすべき宿求めてん」(出典:伊勢物語(10C前)五九)
  2. 生涯の最後。臨終。死。今を限り。
    1. [初出の実例]「わびはてぬいまはかきりのみなりけりいきてかへらむことぞゆゆしき」(出典:元真集(966頃か))

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