今屋敷村(読み)いまやしきむら

日本歴史地名大系 「今屋敷村」の解説

今屋敷村
いまやしきむら

[現在地名]敦賀市三島みしま

新田しんで築屋敷つきやしきの南、しようノ川左岸に位置する。小村河原口かわらぐちがある。慶長三年(一五九八)七月の津内村検地帳(田保家文書)に「今屋敷」とみえる。慶長一一年頃の越前国絵図ではしま郷に、正保郷帳では新田村に属した。元禄郷帳で今屋敷村と出、高一五七石。「敦賀志」は「此村ハ無高、城の南堀を埋めて民家を建しよし也」と記すが無高ではない。享保一二年(一七二七)には庄屋長五郎(持高五石)、入草銀一八匁余、小鍛冶米三斗余、夫役四分、夫米三俵余、馬足一一疋、畠高八石四斗余、牡馬一、家数四七、高持一五・無高三二、人数一四六(うち山伏三)、ほか借家九人で、氏神若宮八幡宮(敦賀郷方覚書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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