新撰 芸能人物事典 明治~平成 「今藤 長十郎(2代目)」の解説
今藤 長十郎(2代目)
イマフジ チョウジュウロウ
- 職業
- 長唄三味線方
- 肩書
- 今藤派家元
- 本名
- 坂田 政太郎
- 別名
- 前名=松永 鉄太郎,後名=今藤 長栽(2代目)
- 生年月日
- 慶応2年 2月28日
- 出生地
- 東京
- 経歴
- 囃子方2代目今藤佐太郎の子。初め笛方を務めたが、明治23年7代目松永鉄五郎に入門、松永鉄太郎と名乗って三味線方に転じた。37年2代目今藤長十郎を襲名。母まち(美佐吉)の教えで古曲に精通、40年東京音楽学校に邦楽調査掛が新設されて、その調査嘱託員となり、邦楽曲の採譜に尽力した。また「近世邦楽年表」の編集にも従事、邦楽研究に大きく貢献した。昭和17年二男の4代目佐太郎に長十郎を譲り、長栽と改名。作曲には「夫婦鶴」「井筒」「松の四季」「御代の曙(山の巻)」などがある。
- 没年月日
- 昭和20年 6月9日 (1945年)
- 家族
- 父=今藤 佐太郎(2代目)(長唄囃子方),長女=今藤 綾子(長唄三味線方),二男=今藤 長十郎(3代目),孫=今藤 長十郎(4代目)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報