佐太郎(読み)サタロウ

デジタル大辞泉 「佐太郎」の意味・読み・例文・類語

さたろう〔サタラウ〕【佐太郎】

の豪家佐太郎が、参勤途上の紀州侯の家臣たちを冷や飯でもてなし、飯野いいのの姓を許されたという故事から》冷や飯。残飯
「―を年中食て居候」〈柳多留七九

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精選版 日本国語大辞典 「佐太郎」の意味・読み・例文・類語

さたろうサタラウ【佐太郎】

  1. 〘 名詞 〙 ( 泉州堺の富豪佐太郎が、参勤途上の紀州侯の一行に冷や飯をふるまい、飯野の姓を許されたという故事による ) 冷や飯。残飯。
    1. [初出の実例]「佐太郎を三度いただく居候」(出典:雑俳・柳多留‐七四(1822))

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