デジタル大辞泉
「仏印」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ぶつ‐いん【仏印】
- 〘 名詞 〙 仏語。
- ① 仏語。仏の悟りの真実を印にたとえたもの。仏心印。心印。
- [初出の実例]「偈伝〈略〉諸仏従レ心得二解脱一、心者無垢名二清浄一、五道鮮潔不レ受レ色、有レ解レ此者成二大道一。是名二仏印一」(出典:往生要集(984‐985)大文六)
- ② 仏の印相。仏の悟りの内容を具体的に身体や器物によって表わしたもの。
- [初出の実例]「能断二煩悩一 利智徳也。已上九句即是五印四徳也。一一仏印各具二四徳一」(出典:弁顕密二教論(815頃)下)
- ③ 仏の姿を印に彫って紙に押したもの。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の仏印の言及
【フランス領インドシナ】より
…1887‐1945年,ラオス,カンボジア,ベトナムなどの地域に置かれたフランス領とフランス保護領からなる連邦組織の総称。日本では仏印と略称した。
[成立]
第二帝政下のフランスは,宣教師殺害事件を口実に1858年ベトナムに侵攻し,62年の[サイゴン条約]によって南部ベトナムの東3省を奪い,67年には実質的に西3省を併合した。…
※「仏印」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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