仏名(読み)ブツミョウ

デジタル大辞泉 「仏名」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐みょう〔‐ミヤウ〕【仏名】

仏の名号みょうごう。仏の名前
仏名会ぶつみょうえ」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仏名」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐みょう‥ミャウ【仏名】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏の名。
    1. [初出の実例]「王事牽身年六十、仏名唱口数三千」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)五・冬二首〈藤原忠通〉)
    2. 「老僧耳つぶれ声うちふるひて、仏名もさだかならず」(出典:俳諧・蕪村真蹟‐木の葉経(1751))
  3. ぶつみょうえ(仏名会)」の略。
    1. [初出の実例]「凡仏名を行ふには必ず導師を請す」(出典:観智院本三宝絵(984)下)
  4. 本尊・祖師名をとなえ祈願する声明曲。
    1. [初出の実例]「後遍智院准后御記云〈略〉仏名許教化不用之時、大悲護念句誦之」(出典:醍醐寺新要録(1620))

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