仕兼ねる(読み)シカネル

デジタル大辞泉 「仕兼ねる」の意味・読み・例文・類語

し‐か・ねる【仕兼ねる】

[動ナ下一][文]しか・ぬ[ナ下二]
それをすることに抵抗を感じる。また、それをすることを拒否する。できかねる。「返事を―・ねている」「賛成―・ねる」
(「しかねない」の形で)普通ではしないこともするかもしれない。「思わず信用―・ねないほど巧妙なうそ

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精選版 日本国語大辞典 「仕兼ねる」の意味・読み・例文・類語

し‐か・ねる【為兼・仕兼】

  1. 〘 他動詞 ナ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]しか・ぬ 〘 他動詞 ナ行下二段活用 〙
  2. できかねる。することがむずかしい。
    1. [初出の実例]「面(おも)忘れ如何(いか)なる人のするものそわれは為金(しかね)つ継ぎてし思へば」(出典万葉集(8C後)一一・二五三三)
  3. 打消を伴って、普通ではしそうもないこともするかもしれない意に用いる。
    1. [初出の実例]「湯の中へ糞をたれて、鬼渡(おにごっこ)や捉迷蔵(めかくし)も仕兼(シカネ)めへ」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)三)

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