精選版 日本国語大辞典 「他事無い」の意味・読み・例文・類語 たじ‐な・い【他事無】 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]たじな・し 〘 形容詞ク活用 〙① 一つのことに熱中してほかのことを顧みない。余念がない。[初出の実例]「前途又不レ知二安否一、悲泣之外無二他事一云々」(出典:明月記‐治承四年(1180)五月三〇日)[その他の文献]〔春秋左伝‐襄公二六年〕② 親しい。うちとけている。隔意ない。[初出の実例]「況や同傍輩と云ながら、互に他事なく馴れなじみて」(出典:明徳記(1392‐93頃か)中) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例