他念(読み)タネン

デジタル大辞泉 「他念」の意味・読み・例文・類語

た‐ねん【他念】

ほかのことを思う心。余念。「他念なく研究に励む」
[類語]余念他意

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精選版 日本国語大辞典 「他念」の意味・読み・例文・類語

た‐ねん【他念】

  1. 〘 名詞 〙 ほかのことを思う心。ほかの心。余念。他意。他心。
    1. [初出の実例]「楽在其中憂憤、心無他念筋力」(出典菅家文草(900頃)三・路遇白頭翁)
    2. 「歌を謡ひても、よく聞かれんと思ふにより、外に他念無くて、罪に沈みて、菩提の岸に到らむ事を知らず」(出典:梁塵秘抄口伝集(12C後)一〇)

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