付元気(読み)ツケゲンキ

デジタル大辞泉 「付元気」の意味・読み・例文・類語

つけ‐げんき【付(け)元気】

実際はそうでないのに、いかにも元気らしく振る舞うこと。から元気。
「仮令一時の―にもせよ」〈里見弴・安城家の兄弟

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「付元気」の意味・読み・例文・類語

つけ‐げんき【付元気】

  1. 〘 名詞 〙 うわべだけ元気があるように見せかけること。からげんき。
    1. [初出の実例]「つけげん気女郎のささやき障子のやぶれからのぞくもよくするやつ」(出典:洒落本・文選臥坐(1790)河東の艷詞)
    2. 「軈て附元気(ツケゲンキ)を作らうとウイスキイを立てつけに三杯引掛け」(出典社会百面相(1902)〈内田魯庵〉ハイカラ紳士)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android