付台(読み)ツケダイ

精選版 日本国語大辞典 「付台」の意味・読み・例文・類語

つけ‐だい【付台】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 金銀を人に贈るときに用いた台。黄金一枚、銀子一枚などと書いた包紙を台にはりつけ、金銀は別に包んで贈った。〔随筆貞丈雑記(1784頃)〕
  3. すし店などで、握りずしを作って並べ、客に饗する台。付け板。
    1. [初出の実例]「水水しい銀杏返しに、まがひものの釵(かんざし)をさしたお糸が、つけ台の前でしきりとすしを握ってゐる」(出典:人情馬鹿物語(1955)〈川口松太郎〉四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android