仙波堤遺跡(読み)せんばつつみいせき

日本歴史地名大系 「仙波堤遺跡」の解説

仙波堤遺跡
せんばつつみいせき

[現在地名]岩手町久保 沢口

奥羽山脈支脈裾野の標高約二五三―二六八メートルの丘陵地にのる。大正一一年(一九二二)頃一部発掘された。昭和四三年(一九六八)遺跡範囲確認のため調査され、竪穴住居跡四三棟が確認され、うち四棟が発掘された。平面形が胴張りの隅丸方形または隅丸長方形で、規模は最大九メートルに九・二メートル、最小六・三メートルに六・三メートルの比較的大型の住居跡である。柱穴は最大規模の住居跡から、四隅とその中間三の計七個が検出された以外は、すべて対角線上に四個検出されている。竈はすべて西壁の中央に造られ、燃焼部に石を用いているものもある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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