仙花紙(読み)せんかし

精選版 日本国語大辞典 「仙花紙」の意味・読み・例文・類語

せんか‐しセンクヮ‥【仙花紙・泉貨紙】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ① 天正年間(一五七三‐九二)、伊予国(愛媛県)の兵頭太郎左衛門(法名、泉貨または仙貨)が創製した楮(こうぞ)を原料とした厚紙。きわめて強く、帳簿、袋紙、合羽(かっぱ)、傘などの地紙などに用いられた。仙花。せんかがみ。
  3. ② 第二次世界大戦の戦中、戦後に製造された洋紙。ざら紙以下の低級品が多かった。
    1. [初出の実例]「駅前へ行って当時おびただしく発行されだした仙花紙の粗末な雑誌を買ってきて」(出典:楡家の人びと(1964)〈北杜夫〉三)
  4. ③ 印刷用紙の一つ。下級品にランクされ、雑印刷に用いられている。〔造本と印刷(1948)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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