コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

洋紙 ようし

6件 の用語解説(洋紙の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

洋紙
ようし

明治初年に西洋から導入した機械ずき紙を,手すきの和紙と区別して呼んだことに由来する名称。しかし和紙も,洋紙原料である木材パルプを使い,機械ずきが行われるようになって,洋紙と和紙を技術的に区別することはむずかしい。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

よう‐し〔ヤウ‐〕【洋紙】

西洋から伝わった製法で作った紙。木材・わら・ぼろなどのパルプおよびくず紙を機械的、化学的に処理して作る。⇔和紙

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

洋紙【ようし】

和紙に対する名称。現在は単に紙といえば,洋紙を意味する。用途により新聞用紙印刷用紙筆記用紙図画用紙包装用紙,吸収紙,加工紙などに分類される。
→関連項目

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

ようし【洋紙】

日本古来のコウゾミツマタ,ガンピを使い,ねりを加えて作る和紙以外の紙の総称。ただし板紙は除く。木材パルプまたは綿や麻などを主原料とし,これに塡料,サイズ剤,紙力増強剤,歩留り助剤,染料などの一部または全部を加えて抄造した紙で,明治時代になって従来の手すき和紙に代わって外国から技術や機械を導入して抄紙したということから洋紙と呼ばれる。日本における洋紙の生産は1874年有恒社が綿ぼろを原料として作ったのが初めであり,徐々に生産量が増加したが,洋紙の生産量が和紙のそれを超えたのは1913年以降である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

ようし【洋紙】

パルプを原料とし、機械漉き製紙法で作られる紙の総称。西洋でその製法が考案されたのでいう。新聞用紙・印刷用紙・包装用紙、模造紙・ロール紙・板紙など。 ↔ 和紙

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

洋紙
ようし

海路伝来してきた紙を意味するが、普通はヨーロッパ伝来の製紙法により木材パルプを機械で抄(す)いた紙をいう。古代中国で発明された紙は麻ぼろなどから得た長繊維パルプから手すき技術によって製造されていたが、ヨーロッパに渡り抄紙機械が発明され、木材パルプを用い大量生産が可能な洋紙となった。日本では現在、紙および板紙のほとんどが洋紙である。なお、伝統的和紙の原料となる三椏(みつまた)パルプ、雁皮(がんぴ)パルプのほか麻パルプなどの長繊維パルプを機械で抄いた和紙風の薄葉紙(うすようし)や、場合によっては木材パルプを主原料として機械で抄いて図面の複写用の薄葉紙に仕上げたものは、機械抄き和紙として取り扱われる。[御田昭雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の洋紙の言及

【鉛筆】より

…そこで,新たな国内市場として注目されたのが,学校であった。おりしも日本の洋紙工業は,鉛筆とまったく軌を一つにして,1900年代から本格的量産体制に入り,10年代には和紙生産量を追い抜いて海外へ輸出するようになり,国内でも輸入洋紙に代わる安価な国産洋紙が豊富に用いられるようになった。学校でも,高価な手すき和紙に代わって安価な洋紙(ザラ紙)とその洋紙をとじ合わせた雑記帳(子ども用ノートブック)が使用されはじめており,この洋紙と筆記具としての鉛筆とが結びつくことにより,子どもの学習はきわめて大きな変貌をとげることになった。…

【紙】より

…化学繊維やフィルムから作った紙も定義から外れるが,紙と同じ用途にあてる紙に類似したものは合成紙と呼ばれている。製紙工業では紙を紙(洋紙および和紙)と板紙に分けて規定しており,日本における両者の生産割合はほぼ55:45である。紙と板紙の区別は厳密ではないが,紙は薄く柔らかく,板紙は厚く硬いもので通常120~130g/m2以上の紙をいい,アメリカでは厚さ0.3mm以上,ドイツでは400g/m2以上の紙を板紙に分類している。…

※「洋紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

洋紙の関連キーワード亜硫酸パルプ化学パルプクラフトパルプ砕木パルプソーダパルプウッドパルプパルプマガジン木材パルプバージンパルプ曹達パルプ

今日のキーワード

日本政策投資銀行

1999年に日本開発銀行と北海道東北開発公庫を統合し、発足した政府系総合政策金融機関。一般の金融機関が行なう金融などを補完・奨励し、長期資金の供給などを行ない、日本の経済社会政策に金融上で寄与していく...

続きを読む

コトバンク for iPhone

洋紙の関連情報