代母(読み)だいぼ

精選版 日本国語大辞典 「代母」の意味・読み・例文・類語

だい‐ぼ【代母】

  1. 〘 名詞 〙 カトリック教会で、生まれた子ども洗礼堅信礼に立ち会い、受洗者の神に対する約束の保証者となって、その宗教教育責任を持つ女性
    1. [初出の実例]「凡そ洗礼を受くる者は、必ず代父代母ありて」(出典:文明東漸史(1884)〈藤田茂吉〉内篇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の代母の言及

【代父母】より

…現在では幼児洗礼には代父母も立ち会って右手を置くが,信者の親が証言し,その信仰告白を行うことによって洗礼が授けられる(カトリック儀式書《幼児洗礼式》1975,《成人のキリスト教入信式》1976)。現行の教会法典によれば,16歳以上のカトリック信者は,代父godfatherか代母godmotherを1名,または双方立てることができる。なお,カトリック教会以外の教会にも類似の習慣が見られる。…

※「代母」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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