仮屋野村(読み)かりやがのむら

日本歴史地名大系 「仮屋野村」の解説

仮屋野村
かりやがのむら

[現在地名]香北町太郎丸たろまる

太郎丸村の西に位置し、西は物部ものべ川支流萩野はぎの川を挟んで橋川野はしかわの村。南へ萩野川をさかのぼると萩野村。下野尻しものじり村より続いた河岸段丘の西端で、南の後ろに山が迫る。借屋野・苅屋か野・苅谷我野などとも記される。天文一八年(一五四九)一一月吉日付で吉松孫兵衛尉に宛てられた書状(蠧簡集)に「今度一段忠節無比類喜悦之至候、属家存分候(ママ)者、吉松掃部丞跡目同任愁訴苅屋か野名可申付候」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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