仮縫(読み)かりぬい

精選版 日本国語大辞典 「仮縫」の意味・読み・例文・類語

かり‐ぬい‥ぬひ【仮縫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. まにあわせに縫っておくこと。転じて、比喩的に用いて、一時的に物事をつくろうことにもいう。
    1. [初出の実例]「当座のがれの仮縫(カリヌ)ひ、深き仔細とては候はず」(出典桐一葉(1894‐95)〈坪内逍遙〉三)
  3. 洋服の仕立てで、本縫いの前にあらかじめ縫うこと。またそれを着せて身体に合うかどうか具合をみること。下縫(したぬい)。〔和英語林集成初版)(1867)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android