日本歴史地名大系 「仲井用水」の解説 仲井用水なかいようすい 静岡県:袋井市仲井用水太田(おおた)川の水を上山梨(かみやまなし)村に設けた取水口(西中井圦)より取水し、中山梨・下山梨・平宇(ひらう)・鶴松(つるまつ)・別所(べつしよ)の五ヵ村が組合を作って利用した用水。弘化元年(一八四四)の総井掛高は一千八五〇石余(「鶴松村明細帳」永井家文書)。寛文年中(一六六一―七三)大井(おおい)用水の下流五ヵ村が相談をして、大井用水では不足がちなため助水として上山梨村地内「片田堤」へ圦樋を伏込み開設したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by