上山梨村(読み)かみやまなしむら

日本歴史地名大系 「上山梨村」の解説

上山梨村
かみやまなしむら

[現在地名]袋井市上山梨・月見町つきみちよう

周知すち郡に所属。太田おおた川中流左岸平地に立地。南は中山梨村。中世は山梨郷のうち。慶長九年(一六〇四)の上山梨郷年貢割付状(村松家文書)によると高四八二石の年貢が割付けられている。正保郷帳に村名がみえ、幕府領、田方七六〇石余・畑方一二七石余、天王若宮(現山名神社)領一八石・用福ようふく(現曹洞宗)領三石五斗。寛文四年(一六六四)掛川藩領、寛政元年(一七八九)一部が旗本室賀領となる。残部の掛川藩領は文化元年(一八〇四)横須賀藩領となり、室賀領の地は文政五年(一八二二)旗本本郷領となり、幕末に至る(袋井市史)。元禄郷帳では高九一一石余。天保郷帳では高九六三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android