コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

済口証文 すみくちしょうもん

2件 の用語解説(済口証文の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

済口証文
すみくちしょうもん

内済済口証文ともいう。江戸時代民事訴訟において,和解が成立したとき当事者の取りかわした証文。当時,奉行所などの裁判当局は極力内済 (示談) を奨励,和解が成立すると当事者に証文を交換させ,連署の1通を提出させて,それを承認することで裁許と同一の効力を与えた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

すみくちしょうもん【済口証文】

済み口の際に提出する文書。和解の内容を記し、双方が連印した。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の済口証文の言及

【噯∥扱】より

…扱人は一般に既存の秩序の維持,共同体の調和を優先させたから,当事者の権利の主張は抑圧される傾向が見られた。内済の成立を証明する書面を済口証文(すみくちしようもん),扱状などといい,当事者双方の記名押印が必要であるが,扱人が連署することもあった。【平松 義郎】。…

【済口】より

…親類,町村役人のほか,寺院や公事宿(くじやど)(訴訟関係者の宿泊する宿屋で,主人・下代は弁護士類似の役割を果たす)などが仲介者(噯人(あつかいにん)・扱人)となるのが通常であった。熟談のうえ解決策がまとまると,その内容を記した〈済口証文(内済証文)〉を奉行所に提出して承認を求める。この場合,〈本公事(ほんくじ)〉では原則として原告(訴訟人)・被告(相手方)双方が連印して申し立てなければならないが,内済による解決がとくに強く奨励された〈金公事(かねくじ)〉では,訴訟人だけの申立てで足りる(片済口(かたすみくち))。…

【出入筋】より

…なお出入筋では終始和解(内済(ないさい))を勧めるのが特徴であって,裁判のどの段階ででも内済することが可能である。内済で裁判が終了する場合は,当事者が〈済口証文(すみくちしようもん)〉を提出して奉行による〈済口聞届(すみくちききとどけ)〉を受け,これによって内済の内容は裁許と同様の効力が与えられた。【神保 文夫】。…

※「済口証文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

済口証文の関連キーワード金公事訴訟記録訴訟要件内済民事訴訟規則民事訴訟法請証文済み口証文二重訴訟済口

今日のキーワード

カルテット

四重唱および四重奏。重唱,重奏の形態のなかで最も基本的なもので,声楽ではルネサンスの多声歌曲の形式であるシャンソンやフロットラから始り長い歴史をもつ。器楽も同様で,特に弦楽四重奏は室内楽の全レパートリ...

続きを読む

コトバンク for iPhone