日本歴史地名大系 「仲哀隧道」の解説 仲哀隧道ちゆうあいずいどう 福岡県:京都郡勝山町下田村仲哀隧道七曲(ななまがり)峠の南約一キロにある京都郡と田川郡を結ぶ隧道。明治一七年(一八八四)二月、京都・田川両郡の共同事業として隧道(長さ四三二メートル、幅三・六メートル、高さ二・七メートル)建設工事が着手され、同二三年一〇月に竣工した。総工費は約二万四千円(うち三分の一は県費補助)であった。初めは障子(しようじ)ヶ岳南側直下の石鍋(いしなべ)峠に開削する予定であったが、同峠があまりに急登であるため、勾配も緩やかで開削距離も短くて済む現在地に変更された。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by