仲村権五郎(読み)ナカムラ ゴンゴロウ

20世紀日本人名事典 「仲村権五郎」の解説

仲村 権五郎
ナカムラ ゴンゴロウ

明治〜昭和期の北米移民指導者



生年
明治23(1890)年12月25日

没年
昭和40(1965)年9月23日

出生地
沖縄県

学歴〔年〕
南カリフォルニア大学法科卒

経歴
明治39年ハワイへ渡り、同年ロサンゼルスに転住書生として働きながら大学を出て、大正9年〜10年ロサンゼルスの日本領事館嘱託をする傍ら、南カリフォルニア大日本人学生会の中心人物として活躍。12年インペリアルバーレー日本人産業組合幹事。13年ロサンゼルスに法律・通訳事務所を開き、日本人土地所有禁止令や排日移民法問題などの対策に奔走し、邦人移民の権利擁護、生活擁護の法律相談役を務めた。昭和13年〜16年南加中央日本人会会長。日米開戦により強制収容されるが、戦後解放され、21年法律通訳事務所を開設、在米沖縄救援連盟会長として郷里救援などに尽力した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「仲村権五郎」の解説

仲村権五郎 なかむら-ごんごろう

1890-1965 明治-昭和時代の移民。
明治23年12月25日生まれ。39年ハワイにわたり,同年ロサンゼルスにうつる。大正13年法律事務所をひらき日本人移民の相談役となる。第二次大戦中は強制収容所に収容された。戦後,法律通訳事務所をひらく。在米沖縄救援連盟会長。昭和40年9月23日死去。74歳。沖縄県出身。南カリフォルニア大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android