日本歴史地名大系 「仲栄真村」の解説 仲栄真村なけーまむら 沖縄県:沖縄島南部玉城村仲栄真村[現在地名]玉城村中山(なかやま)玉城(たまぐすく)村の西に位置し、南は海に面する。北西は富里(ふさとう)村。絵図郷村帳には「中やま村」とある。間切集成図に仲栄真村とみえ、集落の北西部に「井」と記される。「球陽」尚王一三年(一八一六)一〇月一日条によると、この日、玉城間切地頭代仲井真親雲上・夫地頭嶺井親雲上ほか二〇名は、私財を投じて溝を開き「玉城村加根喜利原」の天水田(租米三八石余の地)に用水を引いた功によって爵位を与えられている。この加根喜利原は当地の兼切原(かねきりばる)にあたると思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報