富里(読み)トミサト

デジタル大辞泉 「富里」の意味・読み・例文・類語

とみさと【富里】

千葉県中北部の市。下総台地上にあり、江戸時代には佐倉七牧うち、内野牧と高野牧が広がっていた。現在も競走馬牧場がある。成田国際空港のある成田市に隣接し、また、東関東自動車道も通じることから開発が進む。人口5.1万(2010)。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「富里」の意味・読み・例文・類語

とみさと【富里】

千葉県中北部の地名。下総台地上にあり、江戸時代には佐倉七牧のうち、内野牧と高野牧が広がっていた。現在も競走馬の牧場がある。平成一四年(二〇〇二市制

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「富里」の意味・わかりやすい解説

富里[市] (とみさと)

千葉県北部の市。2002年市制。人口5万1087(2010)。下総台地中央部にあり,近世に佐倉七牧のうち内野牧,高野(こうや)牧と呼ばれた幕府直轄の野馬放牧地で,明治初期に東京府下の窮民救済のため開墾された。県内有数の野菜産地で,とくにスイカ,ラッカセイの全国的産地として知られる。新東京国際空港(現,成田国際空港)の建設,東関東自動車道富里インターチェンジの開設により,空港関連企業の進出住宅団地の建設が進み,1970年代後半から人口が急増している。1875年日本で初めて近代的牧羊場がつくられた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の富里の言及

【玉城[村]】より

…東部では琉球石灰岩の台地が海へ向かって緩傾斜し,西部では起伏に富む丘陵が発達,海上に奥武(おう)島がある。中心集落は富里(ふさと)で,国道133号線が那覇市へ通じる。産業はサトウキビ作のほか,近年は野菜,花卉栽培,乳用牛の畜産が盛んになってきた。…

※「富里」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android