仲橋喜三郎(読み)ナカハシ キサブロウ

20世紀日本人名事典 「仲橋喜三郎」の解説

仲橋 喜三郎
ナカハシ キサブロウ

大正・昭和期の労働運動



生年
明治33(1900)年6月2日

没年
昭和45(1970)年2月1日

出生地
福井県丹生郡吉川村字田(現・鯖江市)

学歴〔年〕
未津川尋常小〔明治45年〕中退

経歴
造船所に勤務し、大正7年友愛会に参加。10年大阪造船労働組合に加入し、14年日本鋳鋼、15年日本楽器などの争議指導。昭和6年日本労働組合評議会を結成するなど労働運動で活躍。12年日本無産党大阪支部執行委員となるが、人民戦線事件で検挙された。戦後は総同盟大阪金属労働組合組合長を経て、26〜33年総評大阪地評初代議長。また27年から大阪労働金庫理事長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「仲橋喜三郎」の解説

仲橋喜三郎 なかはし-きさぶろう

1900-1970 大正-昭和時代の労働運動家。
明治33年6月2日生まれ。日本鋳鋼所につとめ友愛会にはいる。昭和12年日本労働組合全国評議会関西評議会委員長。戦後,総同盟大阪金属労組組合長として左派立場をつらぬき,総評大阪地評初代議長となった。昭和45年2月1日死去。69歳。福井県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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