仲西郷(読み)なかさいごう

日本歴史地名大系 「仲西郷」の解説

仲西郷
なかさいごう

仲津(なかつ)郡内に所在した平安時代から中世にかけての郷。仲津郡西郷の意と思われる。嘉承二年(一一〇七)とみられる僧頼源解(京都国立博物館蔵打聞集裏文書/平安遺文四)によると、「天台山二宮」御油所検校僧頼源は「仲西郷」内の私領田畑や私宅・倉などの資材・財物を強盗に盗み取られ放火されたと訴えている。頼源は蔵持(くらもて)山を拠点にしていた修験僧と推測されている。建暦三年(一二一三)一一月二日の大根河社神事次第写(到津文書/大分県史料一)によると、豊前国司が康平年中(一〇五八―六五)「仲津郡西郷稲男五町五段」を宇佐宮行幸神事会の供料田とした。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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