任他(読み)にんた

精選版 日本国語大辞典 「任他」の意味・読み・例文・類語

にん‐た【任他】

  1. 〘 名詞 〙 そのままにしておくこと。なりゆきにまかせること。また、どうにでもなれという気持を表わす。ままよ。さもあらばあれ。
    1. [初出の実例]「今日任他鏡中雪 春風有約寺前花」(出典:再昌草‐永正元年(1504)一二月二二日)
    2. 「不親養任他五濁悪世の人界」(出典:俳諧・父の終焉日記(1801)四月二九日)
    3. [その他の文献]〔元稹‐放言詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「任他」の読み・字形・画数・意味

【任他】さもあらばあれ

ままよ。

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