人界(読み)ジンカイ

デジタル大辞泉 「人界」の意味・読み・例文・類語

じん‐かい【人界】

人の住んでいる世界人間界
[類語]この世うつし世現世地上下界娑婆此岸苦界肉界人間界世界

にん‐がい【人界】

仏語。十界の一。人間の住んでいる世界。人間という世界。人間界。

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精選版 日本国語大辞典 「人界」の意味・読み・例文・類語

にん‐がい【人界】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。十界の一つ。また、六道の一つ。人間の世界。人間界。俗世。現世。じんかい
    1. [初出の実例]「彼の経を書き畢(をへ)奉らむが為に、人界に生れて」(出典今昔物語集(1120頃か)一四)

じん‐かい【人界】

  1. 〘 名詞 〙 人間の住んでいる世界。人間界。にんがい。
    1. [初出の実例]「夕陽山上望方奇、人界蒼蒼欲暮時」(出典:詩聖堂詩集(1828)六・登筑波山)

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