日本歴史地名大系 「伊久礼神社」の解説 伊久礼神社いぐれじんじや 新潟県:三条市井栗村伊久礼神社[現在地名]三条市井栗 西屋敷井栗(いぐり)集落の西端にある。祭神は埴安神・闇御津羽神・建御名方命・天磐門開神・誉田別尊。旧村社。井栗は古代の勇礼(いくれ)郷(和名抄)の地と考えられているが、当社は「延喜式」神名帳の蒲原郡一三座のうちの同名社に比定される。近世には八幡宮とされており、明和九年(一七七二)の西東井栗邑旧記并古今百姓明鑑帳(清岩寺文書)は式内社であることを記して、「則八幡大神宮ニテ存ス也(中略)古之社領ハ八幡田等ト申」という。また享保九年(一七二四)の井栗村諸色書上帳(桑原春男氏文書)は「八幡宮」の項に「福楽寺支配、社料田畑二反歩」と記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by