日本歴史地名大系 「伊予田村」の解説 伊予田村いよだむら 東京都:江戸川区伊予田村[現在地名]江戸川区北小岩(きたこいわ)一丁目・同三―四丁目・東小岩(ひがしこいわ)三丁目・同六丁目など小岩田(こいわだ)村の南、江戸川右岸に位置し、西は中小岩(なかこいわ)村、南は下小岩村、東は江戸川を隔て下総国葛飾郡市川村。伊与田村ともみえる(元禄郷帳・天保郷帳)。佐倉道と元佐倉道が合流し、江戸川河畔には小岩・市川関所と市川村への渡場があった。また元佐倉道の一里塚が置かれ、安永四年(一七七五)には慈恩(じおん)寺(現埼玉県岩槻市)に至る道(通称岩槻道)の道標が立てられた。もとは小岩村域で、慶長一五年(一六一〇)伊予という者によって開発され、村名もこれに由来するという(風土記稿)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by