伊予簀(読み)いよす

事典 日本の地域ブランド・名産品 「伊予簀」の解説

伊予簀[工芸用具・工芸材料]
いよす

四国地方愛媛県地域ブランド
新居浜市で製作されている。手漉き和紙技術は8世紀から9世紀にかけて確立したといわれ、紙漉きに最も重要な用具である簀も同時期にはつくられていたと推定されている。材料にはひごと絹糸などを使用。糸のしまり具合を均一にして編みあげられる。昭和の初め頃までは全国的に簀の業者がいたが、現在ではわずかとなっている。愛媛県伝統的特産品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android