事典 日本の地域ブランド・名産品 「伊予簀」の解説
伊予簀[工芸用具・工芸材料]
いよす
新居浜市で製作されている。手漉き和紙の技術は8世紀から9世紀にかけて確立したといわれ、紙漉きに最も重要な用具である簀も同時期にはつくられていたと推定されている。材料にはひごと絹糸などを使用。糸のしまり具合を均一にして編みあげられる。昭和の初め頃までは全国的に簀の業者がいたが、現在ではわずかとなっている。愛媛県伝統的特産品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報