伊佐城跡
いさじようあと
[現在地名]下館市中館
勤行川右岸の中館台地に位置し、観音寺本堂後方に土塁と浅い空濠がみられる。県指定史跡。
天永二年(一一一一)常陸介となって伊佐中村に居住した藤原実宗の四世朝宗は文治五年(一一八九)源頼朝の奥州征伐に随従して軍功をあげ、奥州伊達郡を与えられた(寛政重修諸家譜)。朝宗は長子為宗に伊佐氏を名乗らせて伊佐中村の本主に据え、次子宗村らを率いて伊達郡に移る(伊佐伊達氏系図)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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