伊保戸村(読み)いほとむら

日本歴史地名大系 「伊保戸村」の解説

伊保戸村
いほとむら

[現在地名]三田川町大字田手たで字伊保戸

田手川の東部で、標高五メートルにあり、純農村地帯。

「古事記」の品陀天皇(応神天皇)の個所に、皇子若野毛二俣王の子の「意富富杼王は、(中略)筑紫之(米)多君、布勢君等の祖なり」と記されているが、この意富富杼おほほどの王(男大迹おほとの王)の名代がこの伊保戸であろうという(神埼町史)。明応五年(一四九六)の仁比山神社文書に「神埼庄成福寺薬師免田、中郷伊保里十九坪壱町之内五段之事」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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