伊吹町(読み)いぶきちよう

日本歴史地名大系 「伊吹町」の解説

伊吹町
いぶきちよう

面積:一〇八・三三平方キロ

県の北東部に位置し、町域の大部分を伊吹山地が占める。西は東浅井ひがしあざい郡浅井町、南は山東さんとう町、南東から東にかけては岐阜県不破ふわせきはら町・揖斐いび春日かすが村、北は同郡坂内さかうち村に接する。南東部に伊吹山があり、あね川が伊吹山地の湧水を集め町域西部を南流、南部を国道三六五号(旧北国脇往還)が東西に走る。伊吹山の名は「古事記」にみえており、古くから荒ぶる神のいます霊山とみなされ、平安時代には沙門三修をはじめとする山林修行者の斗藪の場とされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報