伊周駅(読み)いすのえき

日本歴史地名大系 「伊周駅」の解説

伊周駅
いすのえき

古代の壱岐に置かれた西海道の駅家。「延喜式」兵部省諸国駅伝馬条に壱岐国二駅の一つとして伊周駅がみえ、駅馬五疋が置かれた。「和名抄」に記される伊周郷に駅家と注記があることから、同郷に伊周駅が置かれていたのであろう。その所在地は同郷とともに明らかではない。肥前国を発した船は壱岐島の南部にあたる優通ゆうず(現石田町か)に入り、島の内陸部を北上して当駅に至る路程であったようである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android