日本歴史地名大系 「伊奈富遺跡」の解説 伊奈富遺跡いのういせき 三重県:鈴鹿市旧奄芸郡地区稲生村伊奈富遺跡[現在地名]鈴鹿市稲生町 楠本伊奈冨神社の裏山にあり、国鉄伊勢線開通に伴い、昭和四〇年(一九六五)暮れから翌年二月にかけて調査された。A区とその北のB区と分けて行われたが、A区は文化層が薄く、B区を主とする遺跡で、B区のある傾斜地と北の谷との比高は約三メートルである。B区約一四〇平方メートルに住居跡五基が発見された。一号住居跡はいちばん南側の奥にあり、平面五・七×五メートル、南西隅に竈跡があり、土器類のほか滑石製臼玉なども出土。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by