伊藤千代子(読み)イトウ チヨコ

20世紀日本人名事典 「伊藤千代子」の解説

伊藤 千代子
イトウ チヨコ

大正・昭和期の社会運動家



生年
明治38(1905)年7月21日

没年
昭和4(1929)年9月24日

出生地
長野県諏訪郡湖南村真志野(現・諏訪市)

経歴
高女卒業後代用教員となり、のちに東京女子大へ進む。昭和3年共産党に入党し、3.15事件で検挙され、大学除籍となる。在獄中、2年に結婚した夫・浅野晃の解党派参加に衝撃をうけて拘禁性ノイローゼになり、間もなく死去した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤千代子」の解説

伊藤千代子 いとう-ちよこ

1905-1929 大正-昭和時代前期の社会運動家。
明治38年7月21日生まれ。郷里長野県の小学校代用教員をへて,東京女子大でまなぶ。社会主義研究会リーダーとなり,労農党の浅野晃と結婚。昭和3年共産党弾圧の三・一五事件で逮捕される。獄中で知った夫の転向に衝撃をうけ,昭和4年9月24日死去した。25歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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