浅野晃(読み)アサノ アキラ

20世紀日本人名事典 「浅野晃」の解説

浅野 晃
アサノ アキラ

昭和期の詩人,評論家 立正大学名誉教授;日本評論家協会理事。



生年
明治34(1901)年8月15日

没年
平成2(1990)年1月29日

出生地
石川県金沢市

別名
別名=刀田 八九郎(トダ ハチクロウ),浜田 徹造

学歴〔年〕
東京帝国大学法学部仏法学科卒

主な受賞名〔年〕
読売文学賞(第15回・詩歌俳句賞)〔昭和38年〕「寒色

経歴
小学生時代から「文章世界」などに詩を投稿し、東大時代は「新思潮」に参加。後にプロレタリア運動に参加し、日本共産党中央委員候補になったが3.15事件で検挙される。獄中転向し、のち日本浪漫派に属した。昭和14年「岡倉天心論攷」「浪曼派以後」を刊行戦後は沈黙していたが、38年「寒色」で読売文学賞を受賞。以後「忘却詩集」「流転詩集」「幻想詩集」「定本浅野晃詩集」などを刊行した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浅野晃」の解説

浅野晃 あさの-あきら

1901-1990 昭和時代の評論家,詩人。
明治34年8月15日生まれ。東京帝大在学中,大宅壮一らと第7次「新思潮」を創刊。のち共産党に入党するが,昭和3年三・一五事件で検挙されて転向。「日本浪曼派」に属し,評論「岡倉天心論攷(ろんこう)」などを発表。39年詩集「寒色」で読売文学賞。立正大教授をつとめた。平成2年1月29日死去。88歳。石川県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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