伊藤吉之助(読み)イトウ キチノスケ

20世紀日本人名事典 「伊藤吉之助」の解説

伊藤 吉之助
イトウ キチノスケ

大正・昭和期の哲学者 北海道帝国大学文学部長。



生年
明治18(1885)年1月4日

没年
昭和36(1961)年7月7日

出生地
山形県

学歴〔年〕
東京帝大文科大学哲学科〔昭和42年〕卒

経歴
大正9年ドイツ留学、11年帰国、12年東大哲学科講師、15年助教授、昭和5年教授となり20年退官。戦後北海道大学法文学部長となり哲学科創設に尽力した。また中央大学文学部長も務めた。ヨーロッパ近・現代哲学を研究、東大系の代表的講壇哲学者といわれた。多くの論文ほか、「岩波哲学小辞典」の編集に携わり、著書に「最近の独逸哲学」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤吉之助」の解説

伊藤吉之助 いとう-きちのすけ

1885-1961 大正-昭和時代の哲学者。
明治18年1月4日生まれ。大正9年ドイツに留学。12年母校東京帝大の講師となり,昭和5年教授。最新ドイツ哲学を講義する。22年北海道帝大法文学部長,のち中央大教授。「岩波哲学小辞典」の編者として知られる。昭和36年7月7日死去。76歳。山形県出身。旧姓須田

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「伊藤吉之助」の解説

伊藤 吉之助 (いとう きちのすけ)

生年月日:1885年1月4日
大正時代;昭和時代の哲学者。北海道帝国大学教授
1961年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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