20世紀日本人名事典 「伊藤嘉夫」の解説
伊藤 嘉夫
イトウ ヨシオ
- 生年
- 明治37(1904)年7月20日
- 没年
- 平成4(1992)年8月14日
- 出生地
- 岐阜県加茂郡八百津町
- 学歴〔年〕
- 立正大学国語漢文科〔昭和4年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 東京都教育功労者表彰〔昭和48年〕;勲三等瑞宝章〔昭和49年〕
- 経歴
- 早くから林古溪に学び、佐佐木信綱に師事。大学卒業後の昭和4年佐佐木の竹柏会に入門、同年~19年歌誌「心の花」の編集に携わり、後に選者。佐佐木の秘書も務め、研究や著述を助けた。17年歌集「新土」を刊行。22年「日本古典全書 山家集」(校註)を刊行するなど、西行や百人一首の研究でも知られた。和歌文学会会員として「和歌文学大辞典」の編集にも尽力。この間、11年跡見女学校講師、25年跡見学園短期大学教授、40年跡見学園女子大学教授を経て、47年第2代学長に就任。49年退任、50年定年退職。59年同校最初の名誉教授となった。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報