伊藤銀月(読み)イトウ ギンゲツ

20世紀日本人名事典 「伊藤銀月」の解説

伊藤 銀月
イトウ ギンゲツ

明治〜昭和期の評論家,小説家



生年
明治4年10月21日(1871年)

没年
昭和19(1944)年1月4日

出生地
秋田市保戸野諏訪町

本名
伊藤 銀二

学歴〔年〕
秋田県立秋田中学中退

経歴
17歳で中学を中退して上京し、各地を転々とした後、27歳で万朝報記者となる。以後、「銀月式」とうたわれた独特の文章小説歴史、人物論、紀行随筆と幅広く活躍し、明治34年「詩的東京」を刊行著書は多く「美的小社会」「町の仙女」「美酒美女」「冷火熱火」「大日本民族史」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤銀月」の解説

伊藤銀月 いとう-ぎんげつ

1871-1944 明治-昭和時代前期の小説家,評論家。
明治4年10月21日生まれ。「万(よろず)朝報」記者となり,独特の文章と反近代の姿勢で知られる。文明批評「詩的東京」,長編小説「美的小社会」などのほか,紀行文や人物論,歴史と幅ひろく執筆した。昭和19年1月4日死去。74歳。秋田県出身。秋田中学中退。本名は銀二。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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