日本歴史地名大系 「伊豆志」の解説 伊豆志いずし 一六巻 伊東祐綱編写本 国立公文書館内閣文庫ほか解説 伊豆国の地誌。明治八年に中邨元起が校正したものが伝わる。その巻末に伊東祐綱の伝書を書抜き集めたものとある。成立は亭保年間中頃とされる。内容は巻一に総論、伊豆国出生の諸姓、論五穀多少・論南方異治を収める。巻二以降を宿・村・山川・寺社・産物・名勝などの記述にあてる。うち巻七は名所、巻八が伊豆奇異、巻一五が温泉、巻一六は伊豆七島。記述はとくに郡の項目を設けているわけではないが、ある程度の地域性が考慮された配列となっている。活字本 「伊豆志」(昭和一〇年・四七年) 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by