伊野波村
ぬふあむら
[現在地名]本部町伊野波・山里・大堂
ヌファと発音する。渡久地村の北東に位置し、村の南側を満名川が西流する。伊野波間切(のちの本部間切)の中央部にあたり、伊野波間切創設当時は当村に番所が置かれていたという。現在満名川沿いにヌファターブックヮ(伊野波田圃)とよばれる平地が広がっているが、正保国絵図ではこのヌファターブックヮまで海が入り込んでいて、「遠干潟」と記される。琉球国高究帳に「によは村」とあり、高頭二一七石余、うち田一六一石余(このうち永代荒地五斗九升余)・畠五五石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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