日本歴史地名大系 「伊香立」の解説 伊香立いかだち 滋賀県:大津市北部地域伊香立中世の伊香立庄を継ぐ近世の広域名。ただし江戸時代の伊香立五村は生津(なまづ)・上在地(かみざいじ)・向在地(むかいざいじ)・下在地・北在地(きたざいじ)で、南庄(みなみしよう)は含まなかったようである(「輿地志略」など)。永禄一二年(一五六九)三月には、新儀諸公事の免除、寺社領安堵、山林伐採における非法禁止の三ヵ条からなる織田信長禁制(新知恩院文書)が「伊香立」に対して出されている。天正一一年(一五八三)八月の御蔵入目録(浅野家文書)に「伊賀立」一千五〇〇石とあり、羽柴秀吉の直轄領になっている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by