伏せ屋(読み)フセヤ

デジタル大辞泉 「伏せ屋」の意味・読み・例文・類語

ふせ‐や【伏せ屋】

屋根の低い小さい家。みすぼらしい家。
「心あって彼女の―を訪れたかのように」〈中勘助・鳥の物語

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精選版 日本国語大辞典 「伏せ屋」の意味・読み・例文・類語

ふせ‐や【伏屋・廬屋】

  1. 〘 名詞 〙 地面に伏せたように軒が低く、小さな家。多く、みすぼらしい家、貧しい人の家をいう。ふせいお。
    1. [初出の実例]「倭文機(しつはた)の 帯解き交へて 廬屋(ふせや)立て 妻問しけむ 葛飾の 真間の手児名が」(出典万葉集(8C後)三・四三一)

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