伏倉村(読み)しくらむら

日本歴史地名大系 「伏倉村」の解説

伏倉村
しくらむら

[現在地名]松崎町伏倉

宮内みやうち村の東、那賀なか川左岸に位置する。氏神伊那上いなかみ神社であるので、古くは宮内村と一村であったと考えられる(増訂豆州志稿)。伏蔵村とも記す。賀茂郡に属する。集落は浅倉あさくらと伏倉に分れる(掛川誌稿)。江戸時代の初め幕府領、一部は元禄一一年(一六九八)旗本本多領、残部は延享三年(一七四六)掛川藩領となり幕末に至る(韮山町史)。元禄郷帳によると高三七九石余。「掛川誌稿」では掛川藩領高九九石余・本多領高二八二石余、戸数は掛川藩領一七・本多領五五、人数は掛川藩領六六・本多領二六〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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